夏になると、投げ釣り初心者と思しき若いカップルのキス釣りデートをよく目撃します。普段はキス釣りしていない貴方に、読めばいっぱしのキス釣り師になれる秘策を伝授します。これで、この夏の貴方の高感度アップ間違いなしです。

旅行やキャンプに行って家族の前で、初めてキス釣りをするお父さんも、これを読めば、「パパ、すごーい！！」と家族から尊敬の眼差し。そして、数年前の拙者のように、にわか投げ釣り師から、いっぱしの投げ釣り師へとまっしぐら！

超初心者の為の「お手軽に確実にキスをゲットする心得」

• お徳用投げ釣りセットやお手ごろな価格で竿とリールを揃えたい場合は、できるだけ硬めの竿（20～25号程度）を選ぶこと。長さは3.6ｍ～4m。リールはナイロン道糸（3～5号）付きでもOK。力糸は必要なし。天秤は固定天秤15～20号程度。仕掛けは2～3本鈎仕掛けで鈎は5～7号程度。竿たては一番安い物で十分。クーラーは有った方が良いが、なければ、手提げ付きの発泡ケースでも良い。氷または保冷剤を必ず入れること。エサは当日の朝、石ゴカイを30～50ｇ買い、クーラーの中の氷や保冷剤に直接当たらないようにして入れること。フィンガープロテクターは必要なし。その代わりバンドエイドを人差し指第1間接と第2間接あたりに貼ること。

• どこで釣れているか事前に情報収集し、できれば下見釣行すること。その際にトイレが近くにあるか確認。
• とにかく、ポイント選択が一番重要。必ずキス釣り師がいるポイントで釣ること。
• できれば午前中に釣行すること。
• エサは鈎が隠れる程度に小さく刺すこと。
• オーバースローでキャスティングすること。キャスティングのオーバースローの項目を参考にしてください。
• 錘が着水したら、ベールを返して、竿を立て、股の間に挟み、最初の5回転くらいは高速（1秒に1回転程度）で巻き、その後は低速（3秒に1回転程度）で巻くこと。低速で巻くことが重要です。
• ブルブルとアタリが有っても同じペースで巻き続けること。アタリが無くなったら、高速（1秒に1回転程度）で巻き取ること。
• これできっとキスがゲットできます。フグが多く釣れるようであれば、常に高速（1秒に1回転程度）で巻き取ってみてください。それでもフグが多いようであれば、場所を移動した方が良いでしょう。
• キスがコンスタントに釣れるようであれば、貴方はエサ付け、キャスティング、キス外しに徹して、サビキは同行者にお任せすると会話も弾み、楽しいキス釣りとなることでしょう。
• 締めくくりは、新鮮なキスを使ったキスパーティ。貴方が捌けるとさらにポイントアップすること間違いなし。「釣り魚料理＞裁きの基本」を参考にしてください。料理レシピは「釣り魚料理」を見てください。健闘を祈ります。