キャスティング

基礎編&オーバースロー

シマノの遠投基礎講座 (準備編)が一番参考になります。まずは基礎をしっかり押さえる事が大変重要です。
次に、実際にキャストする際の注意点はシマノの遠投基礎講座 (トラブル防止編)が参考になります。

そして最初に、キャスティングの基本であるオーバースローを確実にマスターしましょう。オーバースローは砂浜、防波堤、波戸、護岸などあらゆる所で使います。特に足場が悪い場所や、錘を地面に付ける事ができない場所でのキャスティングは、オーバースローしかできない場合が多々あります。この投げ方は飛距離は期待できませんが、方向性は抜群です。また、投げ方の個人差が一番少ない投法です。
シマノのHOW TO CASTING(オーバースロー)動画を見てマスターしましょう。

<拙者のコダワリ>
砂浜で3色未満のキスを狙う場合や、錘を地面に付ける事ができない場所で置き竿でのキス釣りにはほとんど、オーバースローで投げています。慣れると5色程度飛びます。この投げ方では仕掛けを長くすると絡む確率が高いので、5本鈎以下の仕掛けが無難です。

スリークォータースロー

オーバースローをマスターしたら、より遠くに飛ばす事ができる、スリークォータースロー(V字投法)にチャレンジしましょう。錘を地面に置いてキャスティングするので、なるべく凹凸がなく平坦な地面で、前後左右に傾斜が少ない場所を選ぶようにしましょう。地面に凹凸があるとキャスティング時に錘負荷が安定せず、二度振りの原因になり仕掛け絡みや道糸のガイド絡みが発生する確率が高くなります。また、前後左右に傾斜があるとスムーズかつ安定したキャスティングをすることが難しく、飛距離が落ちてしまったり、思わぬ方向に飛んでしまったりします。

錘の垂らし位置はバットガイドの位置くらいとし、構える時は竿先を地面に付け、竿先-錘-仕掛けが一直線になるように。そして右の写真で言うと仕掛けの先端(一番下の鈎)の延長線上が、人の影と波戸が交差する点で交わる位の位置に仕掛けを置きます。
シマノのHOW TO CASTING(スリークォータースロー)動画を見てマスターしましょう。

サイドスロー

キスの数釣り等、仕掛けが長い時の遠投に向いています。
シマノのHOW TO CASTING(サイドスロー)動画を見てマスターしましょう。

<拙者のコダワリ>
砂浜で5色未満のキスを狙う場合はほとんど、スリークォータースローで投げています。慣れると7色程度飛びます。

回転投法

さらに飛距離を求めるならば、回転投法にチャレンジしましょう。錘が砂浜の上を走るので、スリークォータースロー以上に、なるべく凹凸がなく平坦な地面で、前後左右に傾斜が少ない場所を選ぶようにしましょう。特に砂浜の傾斜は思った以上に飛距離と方向性に影響を及ぼします。

回転投法は投げ方の個人差が大きく、人の真似をする事が難しい投げ方です。基本的には下半身のリードで腰を捻り上半身が捻れ、それと共に竿に錘が徐々に乗り、竿が徐々にしなり、竿を振るスピードが最大になった時にリリースするのですが、最初は足の動きや身体の捻り方がよく分からず、慣れるまでにかなりの練習を必要とします。バランス良い体重移動と右手の押し出しが飛距離を生むコツです。

錘の垂らし位置はリールの位置を標準として、使う竿、錘、によってベストな垂らし位置が異なります。何回か投げてみてベストな位置を掴みましょう。構える時は投げる方向とほぼ反対側を向きます。竿先-錘-仕掛けが一直線になるように、そして竿と力糸の角度が90度になるようにします。回転投法をマスターする近道は、スリークォータースローの構えから段階的に竿の角度(徐々に海岸線に対して平行に持っていく)と身体の向き(徐々に海側を背にするように向きを変える)を変えていく方法です。

あるところまではスリークォータースローの延長で竿を振る事ができますが、それ以上体の向きを変えようとすると、右足を一歩踏み出さないと目的の方向に投げる事ができない事が分かります。それがさらに進むと、投げる方向とほぼ反対側を向いて構えて投げる事ができるようになります。
シマノのHOW TO CASTING (回転投法)動画を見てマスターしましょう。

<拙者のコダワリ>
最初のうちは飛距離と方向性が安定しませんが、ひたすら練習することにより、同じタイミングで投げる事ができるようになり、飛距離と方向性が安定するようになります。慣れると7色以上飛びます。

遠くへ飛ばす為の秘訣

拙者は回転投法を完全にマスターしたわけではなく、まだまだ不完全(半回転投法?)だと思っています。自分のキャスティングをビデオに撮って見ると、よーく分かります。分かってはいるけど、なかなか矯正できないのが現状です。そんな拙者が「遠くへ飛ばす為の秘訣」なんて論じるのは無理があるので、茨城スポーツキャスティングクラブ  バトルキャスターズのサイトにある遠くへ飛ばすための秘訣を紹介します。それとキャスティングF(?)AQも為になります。

<拙者のコダワリ>
秘訣もさることながら、遠投に必要な筋肉(背筋、腹筋、腕の筋肉など)を鍛える事はとっても重要な事だと思います。練習を積むと自然と筋肉が付いてくるのが分かります。