8色投げたい

p1020787-1.jpg p1020787-2.jpg p1020787-3.jpg p1020787-4.jpg

投げ釣りの基本はキャスティングにあり。トーナメントに参加し始めると、自分のキャスティングがいかに下手くそで、不安定かよーく分かりました。トップトーナメンターのキャスティングは実に美しく、錘は遥か彼方までかっ飛び、方向性もすばらしい。トーナメントで勝つためには、まずはキャスティングに自信を付けようと一念発起。トップトーナメンターの方々は数年前から投げ釣りを始めた拙者に比べて、遥かにキャスティング時間が長いはず。それならば、毎日キャスティング練習を積めば徐々に近づいて行くに違いない。

一番近い海まで約1時間もかかるので、毎日海まで通うのは無理。そこで、考えたのが、ダム湖。最初に見つけたダム湖は一応、砂浜らしき所から投げることができるんだけど、ヘラブナ釣りとルアーマンがいて、どー考えても場違い。家から30分位と遠いこともあり、3日で断念。それでロケハンしていたら、もっと近い場所のダム湖を発見。家から10分かからない。灯台下暗しでした。キャスティングするところは芝生。湖面までは2mほど。向こう岸までは500m以上ありまったく問題なし。

以来、ずーっとここに通ってます。釣りに行かない日は毎日、もちろん飲んだあくる日も5時30分に起きて20投して、家に帰って朝食を食べて通勤というパターンを続けてます。さすがに冬場は日の出が遅いので、10投しかできないけれど、毎日やっているとそれが日課になり、始めて3ヵ月後には5kg位やせました。おまけにおなか周りの脂肪も少なくなり、腕と背中の筋肉と付いてきた。おかげで、「最近、痩せたよね」と聞かれることが多くなりました。始めた頃は、不安定で道糸がガイドに絡んだり、力糸がプッチンしたり問題だらけ、もちろん8色なんて夢物語。

でも、試行錯誤しているうちに、安定して投げられるようになり、トラブルも無くなり、飛距離もアップし、念願の8色も実現しました。でも満足はしていないし、毎日の日課になっているので、これからもずっと投げ練習を続けます。

練習するには目的を持ってやることが大事です。だらだらやらずに、できれば練習ノートをつけて、1回の練習で投げる回数を決めてその日の結果を記録してください。そうすると、色んな事が分かってきます。何よりも上達しようという気持ちが大切です。それが無いとたぶん、三日坊主で終わってしまいますよ。拙者と同じようにキャスティングで悩まれている方の為に、このページが少しでもお役に立てれば幸いです。

まずはオーバースローを完全にマスターし、次にスリークォータースロー(V字投法)にチャレンジしましょう。スリークォータースローをしっかりマスターしないと、回転投法で飛距離を出すことは無理です。形だけ回転していてもスリークォータースローと飛距離が同じという事になりかねません。

キャスティングについて、まだまだ発展途上の拙者がキャスティング理論を論じるのはおこがましいので、次のページで、どうやったら飛距離が出るか/落ちるか。どうやったらトラブルが出るか/出ないか、練習で色々と修得した事を列記します。参考にしてください。もちろん、これ以外にも飛距離に影響を及ぼす事はたくさんあると思います。

練習日数

平成17年6月~平成25年3月31日
投げ練習:767日

練習目標

① 狙った方向に確実に投げる。
② 錘だけで8色投げる。
③ 10本鈎仕掛けを絡まずに投げる。
④ ライントラブルをなくす。