2004ダイワSBC福岡大会

バトルキスin白石が終わったかと思ったら、スーパーバトルカップは2週間後。タックルどうしようかな。
1案:國さんからハテラス借りる。
2案:自分が持っているダイワリールsurf35Aを使う。
3案:この際、ダイワの振出竿トーナメントサーフを買う。
4案:Z45Ⅱを買う。
色々迷った末に、出ました。結論。ヤフーオークションでZ45Tを中古で買う事にした。今までのオークション情報によると、9800円~14000円で落札されている。見ると入札終了まで4日間。現在は3000円。よーし、絶対落札するぞー。・・・・。

あっという間に4日間が経ち、終了まで後2時間。おっと、気が付いたら徐々に上がってきた。拙者も負けずに競り上げていく。むむむむ!あれれー!10000円突破したぞー。負けられない。もはや一騎打ち。11000円、12000円、早く諦めろー。
このままではまずい。いつのまにか15000円突破し、15250円。止まったか??オークション終了。拙者がめでたく落札。疲れたー。

月曜日にZ45Tの代金振り込んだら、火曜日午後には届いた。もちろん、届け先は勤務先です。以前の持ち主は、「神戸中央サーフ」の帷(かたびら)会長。とても手入れが良く、大満足。

翌日、朝からキススペとZ45Tの組み合わせで、実釣をおこなった。場所は呼子の大友海岸。シマノのテクニウムMgに較べると100g以上重いけど、独自のテーパーのおかげで、道糸の出はスムーズ。飛距離も良し。Mgよりも飛んでいるみたい。ハンドルの巻き取りもスムーズで問題なし。とても中古とは思えない。よーっし、これで大会のタックルは問題なし。

あっという間に、大会当日の朝が来た。今回も官兵衛さんと同行。今回は、官兵衛さんに乗せていってもらった。シマノJCも官兵衛さんはエントリーしてたけど、体調が悪く、あいにく不参加。てなわけで、官兵衛さんは初めてのキス釣り大会でしかも初めてのポイントという事だった。拙者はトーナメント3回目、新松原も3回目とあって、今までの大会の結果や傾向と対策などを車の中でレクチャーしたのでした。参加者の40%が1回戦突破し、2回戦の40%がブロック大会に行けると言う事で、あわよくば、ブロック大会行けるかなーと甘い期待をしてました。

そもそも。この時点でトーナメントの厳しさを判っていない。おお馬鹿者でございました。初めて出たシマノJCで1回戦突破したので、舐めてましたね。大会前の事前情報では、「釣れない!」「キスがいない!」と言った厳しい状況でした。大会当日はたぶん釣れるだろー程度に楽観してました。
「官兵衛さん、大会本部からかなり離れた所が良さそうなので、アスファルトの遊歩道を歩いてポイントに行きますよ。多分15分~20分歩く事になりますよ。」と軽く説明した。

さてと、会場に到着。5時前。まだまだ真っ暗。すぐに國さんと投一筋さんに挨拶して、國さんからチロリをゲットした。大会本部にエントリー手続きに行くと、ダイワテント内にバトルキスin白石の時、拙者に声掛けてきたABさんがいた。官兵衛さんから事前に聞いていたので、知っていたけど、何だか不思議な感じでした。お仕事お疲れ様です。ABさんも参加したいだろなーと思いつつ、エントリー代金1000円払って、エントリー手続き完了。ゼッケンは52番。他の大会の時と違い、ゼッケンは透明のシートに挟まっており、体に付けるのではなく、クーラーボックスに付けるのでした。ダイワの帽子・ステッカー・携帯灰皿を受け取りました。ようやく、5時20分位から明るくなり始めました。

渚のシンドバットさんやyamajunさん、キスKenさん、キスハンターさん、てらさん、chichiさんにご挨拶。そう言えば、いつもはコンビニでトイレを済ませてくるのに、この日は忘れてました。どーしよーかなーと思ってたら、大会本部横に簡易トイレ発見。あー、良かった。

5時40分頃には本部前のテントに集合。確か関門の釣りバカさんが見学に来てるはずだけど、と辺りを見回すと、それらしき方がテント後に。声掛けてないけど、たぶん、関門の釣りバカさんだったのでしょう。

ゼッケン順に並んでから、クーラーチェックが始まった。ABさんがやってきて、拙者のクーラーをチェックし、「拙者さんがんばって下さい。」と激励の言葉を掛けてもらいました。それから大会の説明が始まった。何と女性でした。それから、最後にダイワのきっとエライ方でしょうか、開会式の締めがあり、大会開始。

きっと、國さん、投一筋さん、てらさん、キスハンターさん達は、砂浜からではなく、アスファルトの遊歩道を歩くんだろなーと思っていたら、どうやら、砂浜を歩いている模様。と言う事で、真似して、拙者も官兵衛さんも後をついて行ったのでした。

1週間前の台風の影響で、汐入川からの濁りとゴミが流れ込んでいた。まるで、シマノJCの再現。これじゃ厳しい戦いになるだろなーと予感。5分程度歩くと、投一筋さん発見。さらに50m程度東に行くと、てらさん発見。てらさんの西側に拙者と官兵衛さんが入った。

すでに開始時刻の6時を5分程度まわっていた。急いで、キスR5本鈎仕掛けをセットし、チロリを付け、5色位の所に投げた。ゆっくり岸までサビいてくると、付いてきたのはゴミと海藻。やっぱり、思った通りだった。2投目も同じく、ゴミと海藻。3投目は3色程度の所に投げるけど、キスの反応無く、フグが付いてきた。おーいどうなってんだー。今度は6色位まで投げたけど、結果は同じ。隣の官兵衛さんも同じ状況だった。

依然としてボーズのまま、時刻は6時40分をまわてしまった。投一筋さんが、やってきた。
「どげんですかー。向こうは全然ダメですよー。」
「こっちもキスのアタリ無いですよ。遠くに投げてもダメですか。」と拙者。
「ここで投げてみよう。」と投一筋さんが回転投法で投げてみた。でも結果は変わらず。エサが悪いのかなと思い、岩デコに交換。結果は一緒だった。

そこで、拙者は場所移動を決心した。「官兵衛さん、もっと東に移動します。」と官兵衛さんと別れた。
「てらさん、どうですか。」と、官兵衛さんの東側にいたてらさんに声かけた。
「だめですねー。ゴミだらけ。何ともならん。」と、てらさん。
「もっと東側の方がゴミが少ないかもしれないので、移動しますね。」と言って、拙者は1人で歩き始めた。途中で、yamajunさんと遭遇。
「どーですか。」と、拙者。
「5匹釣れました。」
「何色ぐらいの所ですか。」
「6色以上の所です。」
拙者はそんなに投げれません。諦めて、さらに東に移動した。

5分くらい歩くと、関門の主さん(Kさん)と國さん発見。
「國さん、どーですか。あっちは濁りとゴミと藻が多くて、ダメです。」
「さっき関門の主さんが、連で釣ってましたよ。私はまだ3匹位です。」
「拙者さん、西側の方の釣果はどうですか。」
「拙者はボーズだけど、yamajunさんは6色以上で5匹釣ったみたい。」と拙者。拙者はそこから更に東へ50m位行った所に場所移動した。

西側に較べて濁りも少なく、期待できそうな雰囲気だった。1投目はフグ。2投目はゴミ。近くも遠くも同じだった。いつの間にか開始から2時間が経過しようとしてていた。相変わらずボーズ。もしかしたら、このまま釣果ゼロで終了かと不安になってきた。そして何回投げても結果は同じだった。ゴミ対策として、鈎を5本鈎から3本鈎に変えてみた。西隣にいる、Aさんは何匹か釣っていた。おかしいなー。それから、拙者は西側に30m位移動した。ちょうど國さんが釣っていたところだった。

移動したら、1投目で本日最初のキスのアタリがあった。「やっとキスが来た」慎重に寄せてくると、2連だった。時刻は8時。終了時刻まで残すところ1時間。本部まで帰る時間が15分として、実釣できるのは40分程度しかなった。次も同じ場所に仕掛けを投入した。アタリはあるが、鈎掛かりしなかった。その次はフグ。がっかり。拙者の西側2人隣は、関門の主さんだった。

コンスタントにキスを釣っていた。どの辺にキスがいるのかと思い、じっくり観察していると、フルキャストしていた。たぶん、7色以上投げている様子。そうこうする内に、関門の主さんがでかいキスを釣り上げたので、側に寄って話しかけた。何と25cmとの事。その後も拙者には何の反応もなく。8時30分をまわってしまった。

関門の主さんが拙者の側に寄ってきて「この道糸は使わない方がいいよ。」と親切に教えてくれた。
「関門の主さんの道糸は何ですか。」と尋ねたら、
「○色が入っているPE使ってるよ。」と教えてもらった。そして、「結構釣っていますね。何色位投げてますか。」と聞くと、「7色投げて、7色から6色に入る位で、アタリがあるよ。」と教えてくれた。見ると、確かにスプールにはほとんど道糸が残っていなかった。

時刻は8時45分になってしまった。遂にタイムアップ。タックルをかたづけて、本部までの砂浜を1人トボトボ歩き始めた。たったの2匹。1回戦敗退確実だー。途中でてらさんと合流した。
「てらさんずーっとここで釣ってたんですか。キスいましたか。」と、拙者。
「みんな、西に東に移動してたので、結局場所移動しなかったよ。釣果は7匹位かな」と、てらさん。

本部に戻り、みんなに尋ねた。投一筋さんは「釣れなかった悔しい。3匹だった。」キスハンターさんは「さーてと、竿かたづけようかな。4匹だった。」官兵衛さんは「ショック。落ち込む。ボーズです。」國さんには聞かなかったけど、たぶん5匹位かな。chichiさんは「だめでした。」

そして検量。拙者は2匹で44gだった。さすがに関門の主さんは470g、拙者の右側にいたAさんがトップで488gだった。同じ場所にいたのにこの釣果の差はいったい何??遠投力?それだけじゃないみたい。2回戦進出者28人が発表になった。
「呼ばれた方はこちらに並んで下さい。」てらさんは余裕で13位で突破した。「てらさん、おめでとうございます。がんばって下さい。」
國さんは25位で通過。そして、「最後の28人目は○○さん」と女性アシスタント。「やったー。通過通過。すみませんねー。」とキスハンターさん。「キスハンターさん、さすが。」

「さーてと、どうするかなー。」と投一筋さんと話していたら、yamajunさんがやってきて
「すみません、チロリありますか。」とyamajunさん。
「いーですよ。全部あげます。」とクーラーからチロリを出して、yamajunさんに渡した。
「1回戦では関門の主さんはどの辺りで釣ってましたか。結構遠投してましたか。」と関門の主さんをピッタリマークする作戦のようでした。拙者のチロリちゃん達にもがんばってもらわないと行けないので、知っている情報を教えた。
「がんばって下さいねー」とyamajunさんを励ました。

10時から2回戦が開始された。ふてくされた、投一筋さん、官兵衛さん、拙者は、本部に近い場所で裏2回戦を始めました。キスのアタリは全くなし。相変わらず、濁りとゴミと海藻が多くて、釣りにならなかった。
いつの間にか仕掛けを外して、投げ練習に突入した。でも風も強くなり、ゴミは相変わらず付いてくるので、悲惨な投げ練習だった。
11時30分頃には車に戻って、道具を片付け、着替えをしていたら、突然暗くなってきて、土砂降りの雨。大会が終了する12時前には納竿してしまった。

さて、2回戦のみんなが続々と帰ってきた。
キスハンターさんは、「ダメでしたね。1匹だけ・・・。」
てらさんは「疲れた。2匹じゃどうしようもないなー。
その後、yamajunさん、渚のシンドバットさんが検量にやってきた。やはりyamajunさんの釣果が気になるので、覗いてみると、結構ある。よかったよかった。
「チロリどーもありがとうございました。」とyamajunさん。
「イヤーどういたしまして。」と拙者。國さんもやってきた。1回戦よりも釣果は多そうだった。

表彰式が始まった。
「ブロック大会に進出された11名を発表しますので、呼ばれたら、前に出てきて下さい。」と女性アシスタント。キスkenさん、渚のシンドバットさん、國さん、関門の主さんが呼ばれ、
「あれもしかしてyamajunさんは優勝なの」そーなんです。優勝だったのです。すげー。

賞品と賞状は上位3位だけだったけど、そのあとすぐに、
「それではお楽しみ抽選会をいたします。」と抽選会が始まった。テーパーラインPE力糸、カップラーメン1ケースと続きトップガン。
拙者はトップガンが当たりました。その後、新製品のクーラー。何と関門の主さんに当たりました。ラッキーでしたね。参加者の内半数の人に何かしら当たったのでしょうかね。

そしてみんなで記念撮影して、大会終了。
九州・四国ブロック大会に参加の11名の方、がんばって下さい。

みなさんに挨拶して、官兵衛さんと一緒に帰途に着いた。なんだか2人とも無言。精神的に疲れた大会だった。時間と共に何だか、ダメージが襲ってきた。官兵衛さんもかなりのダメージだった様子。それもそのはず、官兵衛さんはついこの間まで、バス釣りのトップトーナメンターだったのです。自宅のお庭にバス釣り用の船外機付きボートが鎮座しておりました。

<あとがき>
初めて参加したシマノJCで1回戦突破したのはビギナーズラックもあるでしょうが、今回のダイワやがまかつG杯に較べて、幾つかのポイントで勝っていた事があります。大会終了後にずーっと考えていました。「何で2匹しか釣れなかったの??」そして、今後の練習方法と勝つ為にどうしたら良いかを考えていました。そしたら、勝つ為の法則が幾つか見えてきました。今すぐに実践できる事もあれば、修行しなければならない事もあります。

必ずや、来年の大会はすべて1回戦突破して、2回戦もいいとこ狙います。そしていつかは全国大会出るぞー!