2005バトルキスin白石

8月9日、渚のシンドバットさんから掲示板に<キス釣りバトルin白石>のご案内の書込があった。
そして、参加申し込みが有ったのは、國さん、むらさきさん、パーマン2号さん、ホテルマンさん、しけ太さん、グラえるさん、見学人さん、ゴヂャさん、投之助さんの9名。それにキス釣り大好きさんが見学したいと申し出があった。拙者を入れて11名。すげー、昨年よりも多い。きっとこの中から上位入賞者が出るに違いない。なんと言っても、昨年の大会では、優勝は國さん、大物賞は投之助さんと拙者の投げ釣りファンクラブが独占しましたからね。残念ながら大会間際になって、投之助さんが都合により参加できなくなってしまった。

昨年同様に、全く下見ができないまま、前日を迎えてしまった。
がまかつG杯では寝坊してしまい、大会不参加の前歴があるので、前日は20時頃には眠て、2時に起き、2時半に出発した。途中のうどん屋で朝食!?をとり、福間のすみともフィッシング前のセブンイレブンに4時前に到着。どこかで見た事がある車&人影。しけ太さんとグラえるさんが駐車場でお食事中。
「おはようございます。二人とも早いねー。」
「早く来すぎて、釣具店2軒ともまだ開いてません。」
「確か、4時からよ。」

4時になり、すみともフィッシングに行った。エサを見ると、岩デコは冷蔵庫の中。やっぱりなー。エサを買うのをあきらめて、ヤナイに行く事にした。注文していたスカイキャスター33-405をこっそり受け取ろうとしたら、
「拙者さん、何やってるんですか?えっ2本目」
「実は425は拙者には長すぎて、売ってしまったんですよ。」ヤナイに到着。どこかで見た事があるお二人がエサを購入中。
「おはようございます。」やっぱりそうだ、本日の大会の主催者ダイナミックサーフの方々。見ると、チロリは残骸だけになっている。
「岩デコ50gちょーだい。」ここはちゃーんと、生きの良いエサを水槽から取ってくれる。

さて、4時30分をまわって、大会会場にゴー。と言っても1年前に1回しか行った事無いので、駐車場が定かでない。行けば何とかなるでしょう。適当な所で、左折したら、昨年と同じ所で迷ってしまった。するとどっかで見た事有る車を発見。もしかして見学人さん。
「おはようございます。やっぱり見学人さんでしたね。」
「迷っちゃって、道分かりますか?」
「たぶん、ここを左折した奥だったと思いますよ。」

思った通り、大会会場に到着。ちょっと早すぎたかな。まだ5台くらいしかいない。受付もまだ始まってないし。でも、國さん、むらさきさん、パーマン2号さん、ホテルマンさんは既に来てましたね。キス釣り大好きさんがきっと迷っているだろナーと思っていたら、案の定、「場所が分かりません。目印教えて下さい。」と連絡があった。駐車場まで誘導したけど、真っ暗でおまけに顔を知らない。
「拙者さん何処にいますか。」
「大きな木の前です。」
「真っ暗で分かりません。」確かに真っ暗、これじゃ無理もない。
「おはようございます。今日は見学させて下さい。」
「見学だけじゃつまんないですよ。大会に参加されたらどうですか。」と無理矢理参加させてしまった。

むらさきさんや國さんが集まっている辺りで雑談していたら、見かけない顔の人が1名。もしかしてゴヂャさん?
「ゴヂャです。以前イバというネームで書き込みしてました。」なんだ、そーだったんだ。天気予報では、午前中は曇りだったのに、だんだんと雲行きが怪しくなり、遂に小雨が降ってきた。やーな感じ。みんな早々にレインウェアを着用した。

ようやく辺りも明るくなり始め、渚のシンドバットさんの司会で開会式が始まった。
「今回も、皆さんご存じの拙者の投げ釣りファンクラブから10名の方が参加されています。」と紹介された。渚のシンドバットさん、ナイスな紹介ありがとうございました。
「今日は雷注意報が出ています。大会中に雷が鳴った場合は、その時点で大会を終了しますので、ご承知おき下さい。」と言う事は、スタートダッシュで釣りまくらないと、もしもの場合、やばいな。開会式が終わり、試合開始。下見をしたむらさきさんにくっついて、砂浜に出た。思ったより波がない。
むらさきさんが、「ここが良い」というポイントにむらさきさん、見学人さん、ホテルマンさんと入った。

今日のタックルはキススペ405CX+Mg、道糸0.6号、力糸PE
仕掛けはモトス1.5号、ハリス0.8号、鈎5号、8本鈎~10本鈎

さーて、本日の第1投目。比較的手前にいるよと言うむらさきさんのアドバイスを受けて、5色位から引いてみた。4色未満でぷるぷるとキスの手応え。ゆっくりとサビいてくると3連ゲット。幸先良いスタート。
渚のシンドバットさん達がやって来た。
「おー、釣れてますね。みなさん、釣れるポイントよく知ってますね。このポイントは良いんですよね。」と言って、西の方へ歩いて行った。
2投目も3連ゲット。ようやくむらさきさんが1投目。「プチッ」「やっちゃったー・・・・。」
3投目。4連ゲット。見学人さんも着実に数を上げている。しばらくしたら、またしてもむらさきさんがプッチン。「ヤベー。力糸と道糸の結び方がまずいのかなー。」

見学人さんの東隣にはアベちゃんとアベちゃんワイフ。アベちゃんワイフはとても女性とは思えないダイナミックなキャスティング。びっくりしました。飛距離もかなり出てそうだ。
「おー、そこにいるのは拙者!、勝負じゃ!拙者には負けんぞ。うちのおかーちゃんもよーけ釣るからなー。負けんようにせーよ。」とアベちゃん。
「負けませんよー。」と拙者
「あんまり変な事言わんほうがえーよ。悪口書かれるけん。」とアベちゃんワイフ。
「何言ってんですか。悪口なんか書きませんよ。ホントの事書くだけですよ。」と拙者

最初のうちはフグが掛からなかったけど、その内フグがポツポツと掛かるようになってきた。見学人さんが、何げにフグを捨てたら、隣でサビいていたアベちゃんワイフが
「あー、ダメー、フグ捨てちゃ。ウチが持って帰る。」とすっ飛んできた。思わず見学人さん、(*_*)、どん引き。あっ、やべっ、アベちゃんワイフさんこれって、悪口じゃないですよ。

1時間もすると徐々にアタリが遠のいてきた。雨は相変わらずの小雨。おまけに暗い雨雲。いつ雷が鳴ってもおかしくない。そのうちまたしてもむらさきさんがプッチン。今日3度目。「あー、もうダメ。戦意喪失。」と言って、どこかへ消えてしまった。見学人さんは、むらさきさんとは逆の方向へ移動していった。アベちゃん達も東の方へ移動してしまった。拙者も若干西に移動しCBさんの隣に行った。
「CBさん、調子はどうですか?」
「アタリが少なくなってきたね。このポイント、いつもは良く釣れるんやけどね。一昨年優勝した時は、この少し先で釣ったんだけどね。」

まもなく3時間が経過する。まだ40匹程度。やばい状態だ。キスのアタリは渋くなってきた。素鈎が続いていた。
「残り2時間にかけて、移動します。」とCBさん。そして、周りには誰もいなくなってしまった。移動すべきかどうか迷った末、ここで最後まで釣る事に決めた。

何だか、変な物が鈎に掛かったぞ。たぶんゴミか何か。岸まで引いてくると、見覚えのある、天秤だー。そうなんです。むらさきさんがさっき3発も仕込んだ、呪いの天秤だー。それもご丁寧に仕掛けにはキスまで付いている。力糸もきれいに残ってる。しょうがないなむらさきさん。回収してあげよう。
これを回収してから、やっぱりむらさきさん呪いのパワー。極端にキスのアタリが無くなってしまった。

もう雨も上がったけど、相変わらずの曇り空。
残り1時間。東からむらさきさんと西から國さん、パーマン2号さん、見学人さんがやって来た。
「拙者さん、調子どう?何匹位釣った」と國さん。
「ぼちぼち釣れてますよ。今のところ50匹ちょっと。國さんは?」と拙者。
「たぶん、60匹越えたぐらい。たぶん、100匹位釣らないと優勝できないですよ。」と國さん。それから國さんの怒濤の釣果が始まった。拙者はポツポツとしか釣れないのに。國さんは5連、7連とゲット。やっぱ、ここ一番の集中力が違うというか、腕が違うというか。んーん、何でだろ。あっという間に差が開いてしまった。
「國さん、さっき、むらさきさんが呪いの天秤爆弾を大量に仕込んでいったので、やばいですよ。」と拙者。

そう言えば、さっき回収したむらさきさんの天秤と力糸渡さなきゃ。
「むらさきさん、呪いの天秤と力糸回収しましたよ。これ引っかけてから、キスが釣れなくなったんですよ。」
「すみませんねー。拙者さん。私はもうギブアップ。諦めました。」とむらさきさん。

「おっと、何だか変な物引っかけたぞ」と國さん。
國さんもむらさきさんの呪いの天秤と力糸に捕まってしまった。
タイムアップ。やべー。66匹!だめだこりゃ。みんなはどうなんだろ。

駐車場に戻り、検量の列に並んだ。おー、やっぱみんな大漁だー。場所移動しなかったのが失敗かな?アベちゃんも大漁だー。
「おっ、拙者、どうやった。」
「ダメでした。」
「まさかうちのオカーチャンに負けてないやろね。」
「それは大丈夫でしょ。」
「そーか、結構釣っとるよ。」見ると、アベちゃんと同じ位釣ってる。すげー。
「すみません。負けました。あの後何処に移動したんですか?」
「ずっと東の方へいったんよ。最後の3投が10連の連続。すげーやろ。」ははー、参りました。

キス釣り大好きさんは何処だろ。たぶん、拙者の車の近くにいて、見た事無い人だよなと適当にアタリを付けて、
「あのー、キス釣り大好きさんですか?」と恐る恐る聞いてみたら、大正解。
「参加させて頂いてありがとうございました。あんまり釣れなかったけど、楽しかったです。」
「すみませんでした、ほとんど話できなくて、次回の拙者杯には是非参加して下さいね。」

検量が終了し、結果発表が始まった。その頃には次第に雨足が強くなってきた。
I野さんはダントツの釣果。凄すぎます。4091g。余裕のトップ。賞品の中で一番高価なのはダイワパワーサーフQD巨鱚だけど、確か、5月の20人会で優勝した時に同じ物ゲットしてたよなー。賞品何を取るのかなーと見ていたら、よつあみのnewPE道糸をゲット。

2位はにこいちさんで3929g。I野さんが残してくれたダイワパワーサーフQD巨鱚をゲット。何とアベちゃんは3635gで3位。あれれ、賞品なんだっけ。東レのPE道糸だったかな??CBさんは3251gで5位。釣れないと言ってたけど、やっぱ優勝経験者は違いますなー。國さんは2855gで7位。ダイワの16リットルクーラーをゲット。見学人さんは2138gで19位。拙者は1895gで23位。あーショック。賞品にアクアキングゲット。ありがとうございました。

「私はブービー賞ですよ。」とむらさきさん。
「むらさきさん、釣り足りないでしょ。帰りに何処かで釣って帰りますか?」と拙者。
「でもこの雨じゃねー。」
「いいや、きっとあがりますよ。」

大会終了後に全員で記念撮影。そして拙者の投げ釣りファンクラブからの参加者10名で記念撮影。この頃には雨もあがってきた。  

それでは、みなさん、さよーならー。お疲れ様でしたー。
駐車場から出ようとしたら、見た事有る車。キスハンターさんと投げボーズさんじゃないですか。何やってんですか。と思ったら。
「今日は協会のキス釣り大会が新松原で有ったんですよ。帰りに様子を見に来たんですよ。」
「今から奈多方面に行くので良かった行きませんか?」
「気が向いたら行きます。それじゃ。」   

拙者が一番に到着した。次にキスハンターさんと投げボーズさん。むらさきさんとホテルマンさんは「まもなく到着します。」と連絡が来たけど、いっこうに現れない。雨がさっきよりもひどくなってきたので、とりあえず、傘を差してタックルを持たずに砂浜で待つ事にした。地元のおっちゃんが1人。でも全然釣れていない。

しばらくすると、タックルとクーラーを持ったむらさきさんとホテルマンさんが釣る気満々で登場。
「えー、何、拙者さん竿持ってきてないの?」とむらさきさん。
「えー、この雨の中ホントにやるんですか?」と拙者。
「やりますよ。雨あがるって。」

ほんとに小雨になってきた。2人とも投げ始めたら、釣れるのはゴミばかり。かろうじてホテルマンさんがゴミと一緒にキスを1匹ゲットした。
「やーめた。納竿!余計疲れただけ。」

大会参加の皆様。ドキュメンタリーに登場した方々へ。<そんな事、言ったかなー。>とか、<ちょっと違うぞー。>とか、思われるかもしれません。

思い出しながら、できるだけ本人がしゃべった事を再現するように心がけていますが、若干、誇張したり、別の言葉に置き換えたりしています。

最後に、渚のシンドバットさんはじめ、ダイナミックサーフの方々、大変お世話になりました。これからも、参加させて頂きたいと思います。よろしくお願いいたします。