長崎県対馬(2014年10月21日-22日)

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巨ギス狙いの聖地といえば、やはり対馬。
昔は巨ギスがいくらでも釣れたと聞きますが、最近は少し厳しくなっているとも言われています。福岡からは近く、「いつでも行ける」と思いながら、実は今回が初めての対馬釣行となりました。
情報はほとんど無し。
けれども、「行けば何とかなるさ」。

そんな気持ちで出発したのですが、天気予報は低気圧接近、強風波浪、そして雨。前日まであれほど気持ちの良い秋晴れが続いていたというのに、どうにもついていません。
福岡空港を飛び立ち、30分もすると対馬が見えてきました。
海に複雑に入り込んだ湾や入り江が、上空からでもよく分かります。
「これは、いかにも巨ギスが居そうだ。」
そんな期待だけはどんどん膨らんでいきました。
 
空港でレンタカーを借り、まずは対馬第一の町・厳原へ。
詳しい地図を手に入れたかったのですが、あったのは観光地図だけ。欲しいタイプの地図は見つからず、「こんなことなら福岡で買っておけばよかった」と少し後悔です。
それでも、その地図とGoogleマップを頼りにポイント探し開始。
海水浴場の砂浜もいくつかありましたが、あえてそういう場所は外し、入り江の深場を攻める方針にしました。

まず向かったのは、浅茅湾の入り組んだ入り江。浅茅パールブリッジ付近で、いかにも雰囲気の良さそうな場所を見つけました。
今にも雨が降り出しそうな空の下、時刻は11時。
いよいよ対馬キスチャレンジ開始です。
 
第1投。
着底まで20秒ほどかかります。
深い。
これはいかにも対馬らしい。
そんな海底に期待を込めて探ると、上がってきたのは17cmのキス1匹。
巨ギスこそ出なかったものの、まずは本命を確認できました。
 
ところが、ここから空模様は急変。
ぽつりぽつりと降り始めた雨は、やがて強くなっていきます。
2投目には大きなアタリが出たものの、根掛かりしてキスは鈎外れ。
3投目は小型の2連。
4投目でもまた良いアタリがあったのに、これも根掛かりからの鈎外れ。
そしてついには豪雨。
ここは敢えなく納竿となりました。
 
対馬ファーストトライの結果は、10投10匹、最大17cm。
悪くはないけれど、期待していた「対馬サイズ」にはほど遠いスタートです。
雨は2時間ほど止みそうにない。
それならこの時間を使って、以前から気になっていた韓国展望台へ行ってみることにしました。
 
上対馬へ向かう途中、道路脇には「ツシマヤマネコ飛び出し注意」の看板。
対馬らしさを感じさせる風景です。
そして車を走らせているうちに、FMから流れてくるのはいつの間にか韓国語の放送だけ。
「本当に韓国が近いんだな」と、ここで初めて実感しました。
対馬最北端から釜山までは50kmもなく、逆に福岡市までは150km以上ある。そんな地理感覚も、この島へ来て初めて肌で感じることができました。
やがて、土砂降りの中を走り続け、韓国展望台へ到着。

思っていた以上に遠く感じました。
晴れていれば普通に釜山の町並みが見えるそうですが、この日は残念ながら何も見えません。ただ、展示されていた夜景のパネル写真からは、その眺めの美しさが想像できました。
展望台の駐車場へ戻ると、今度はツアーバス3台から韓国人観光客が次々と降りてきました。最近は韓国からの観光客がかなり増えているそうです。
 
その後は厳原へ戻る途中で、対馬2か所目。
浅茅湾北奥にある仁位港波止から投げてみることにしました。
しかし、さらに雨は強くなり、気温も下がり、海は濁り、キス釣りには最悪の条件です。
それでも、あっちこっちへ投げて探っていると、8投目でようやくキスの居場所を発見。
15cmほどを2匹。
続く9投目も2連、10投目も2連。
サイズは小さいものの、居る場所さえ見つければ反応はあります。
ここでは10投6匹、最大15cmで日没納竿となりました。


2日目
翌朝は、朝から強風波浪、横殴りの雨。
さすがにテンションも下がります。
それでも雨雲レーダーを見ると、2時間ほどで雨が弱まりそう。
対馬3か所目は、浅茅湾南奥・竹敷方面へ向かう197号線沿いを攻めることにしました。
ただし、東風が強かったため、最終的には風裏になる場所に決定。
そこは、見るからにキスがいそうな雰囲気満点の入り江でした。
 
雨の中、時刻は10時。
第1投。
海底は完全な砂地で、根掛かりはありません。
けれども、アタリも無し。
50mほど移動した2投目で、ようやく15cmの2連。
「やっぱり居た。」
しかし、やはりサイズは小さい。
3投目も15cmほどを1匹。
ここは結局、3投3匹で見切りをつけることにしました。
 
「もっとデカいのが釣りたい。対馬サイズはいったいどこにいるんだ?」
そんな思いが強くなります。
 
次の4か所目は、黒瀬漁港へ向かう途中で見つけた、いかにもキスが居そうな場所。
時刻は11時ごろ。
ここも深い。着底まで20秒以上かかります。
そして第1投から、いきなり大きなアタリ。
慎重に巻き上げると、上がってきたのは23cm。

ようやく、対馬らしいサイズが顔を見せてくれました。
その後はサイズダウンしつつも、15cmほどを3匹追加。
そして10投目。
またしても先ほどより大きそうなアタリ。
期待しながら上げてみると、今度は23.5cm。
結局ここでは10投5匹で納竿。
ようやく「対馬らしさ」を感じる釣りになってきました。
 
そして5か所目は、対馬空港近くの対馬病院建築現場付近。
ここもまた、雰囲気は申し分ありません。
時刻は15時ごろ。雨は降ったり止んだり。
第1投で15cmを1匹。
2投目では大きなアタリが出たものの、暴れすぎて途中で急に軽くなり、痛恨のバラシ。
しかもハリスが2本飛んでいました。

やはり、この深場のキスにハリス0.8号は細すぎたようです。
そこで1号に変更し、さらに投げ続けます。
しかし、その後はしばらくさっぱり反応なし。
ようやく10投目で、大きなアタリ。
上がってきたのは21cm。
その後も投げ続け、18投目には「キター」と思ったら、上がってきたのは別の魚。そして20投目で、15cmほどの2連。
ここでは20投5匹で終了となりました。
近くでずっとこちらを見ていた鳥にキスを1匹あげると、うれしそうに食べていました。
どうやら、ずっとキスを待っていたようです。
 
こうして今回の対馬釣行は終了。
期待していた「巨ギス連発」とはいきませんでしたが、訪れた5か所すべてでキスの姿は確認できました。
つまり、時期と天気さえ良ければ、どこでも巨ギスが出る可能性は十分あるということです。
 
今回の対馬は、荒天に翻弄され、ポイント探しにも苦しんだ釣行でした。
それでも、複雑に入り組んだ湾、深い海、韓国を身近に感じる風景、そして最後に姿を見せてくれた23cmオーバーのキス。
対馬という島のポテンシャルと独特の空気を、しっかり味わうことができました。
次はぜひ、5月から7月のベストシーズンに来てみたい。
そのときこそ、本当の対馬サイズに出会える気がしています。(^^)/


【釣行データ】
釣行日:2014年10月21-22日
釣行場所:長崎県対馬
釣果:5カ所キス29匹最大23.5cm
潮:中潮 干潮13時頃
天気:強風波浪&雨
 
【タックル】
ロッド:キススペ405CX+
リール:キススペコンペ
天秤:SESSYA超発泡キスHFデルナー型25号90mm、KAISO20号90mm
仕掛:拙者競技モデル50本連結仕掛ケイムララメ糸グリーン夜光塗byササメキステック6号8号他