12月に入り、福岡でも雪が降るほど一気に冷え込みが強くなってきました。
天気予報では、15日から17日にかけて数年に一度の爆弾低気圧が日本の東側に居座り、台風並みの強風と吹雪になるとのこと。15日朝の福岡の気温は0度。そんな寒さの日本列島を離れ、南国・宮古島でキスを狙う今回の釣行は、まさに最高の逃避行になるはずでした。
……ところが、現実はそう甘くありませんでした。
沖縄での乗り継ぎ時は気持ちよく晴れていたのに、宮古島へ近づくころには空はどんよりとした曇り空。それでも眼下に広がる海の青さは見事で、南の島へ来たことをしっかり感じさせてくれます。
この日の宮古島の気温は21度。
まず向かったのは、宮古島在住の当店会員S様に教えていただいた久松漁港。
曇り空の下でも、漁港の海は驚くほどのコバルトブルー。まるでプールのように澄んでいます。
西波止先端から舟道へ向けて第1投。
しかし、いきなりの根掛かり。見た目は砂地にしか見えないのに、どうやら所々に根が入っているようです。
その後、漁港の外向き、内向きと合計6投探ってみましたが、まったく反応なし。宮古島キスの洗礼はなかなか厳しいものでした。
続いて向かったのは川満漁港。
波止先端から舟道を狙ってみると、なぜか波止の上にはベンチが置かれています。どこか南国らしい、のんびりした空気です。
ここで初めてアタリらしいアタリが出たものの、上がってきたのは10cmほどのタマミちゃん。
しかも、波止の周りにはマングローブまで生えていて、ここが南国だということを改めて実感させられます。
6投しても本命の気配はなく、今度は漁港奥の流れ込み横へ移動。
すると1投目で、ようやく良いアタリ。
「これは来たか」と思った瞬間、痛恨のバラシ。
2投目で今度こそ――と思ったら、上がってきたのはワタリガニ。
南の島の海は、どうにも一筋縄ではいきません。
さらに逆側の波止先端から、漁港外向き、内向きを合わせて3投してみましたが、これまた沈黙。
本日3か所目は平良港。
ここで地元のタマミ釣り師と雑談すると、「キスならここより漁港奥の方がいいよ」と教えてもらいました。
日没まで4投してみるものの、結局アタリなし。
しかし、その場で出会った別の釣り人から、さらに別のキスポイント情報を教えてもらうことができました。
2日目
天気予報どおり、朝から北寄りの強風です。
4か所目は、前日に教えてもらった赤浜漁港。
空はどんよりと曇り、昨日より8度も低い13度。しかも風があるため、体感気温は10度以下。
「ヒートテックを持ってきていて良かった……」
そう本気で思う寒さです。
漁港内側の砂浜から沖向きに投げてみると、いきなり根掛かり。
漁港外向き、内向きと合計6投してみましたが、ここもアタリなし。
5か所目は、同じく教えてもらったサンセットビーチ。
遠くには、2015年1月開通予定の伊良部大橋が見えます。全長3,540m、通行料を取らない橋としては日本最長とのこと。
キスが釣れるのは、この浜そのものではなく、南側から北東へ流れるクリーク内だというので、そちらへ回ってみると、すでにフカセ釣りの先客がいました。
邪魔にならないように第1投。
ここは風裏になっていて、ようやく快適に竿が出せます。
しかし、あっちこっちへ6投してもアタリなし。
少し場所を移動。
海は相変わらずコバルトブルーで、見た目には浅そうなのですが、着底した感触では十分な水深がありそうです。
そして場所移動して3投目。
待望のキスの前アタリ。
ここは慎重に、慎重に。
上がってきたのは、ついに20cmのホシギス。(^^)/
ようやく宮古島の本命にたどり着きました。
続く4投目では、さらに大きなアタリ。
上がってきたのは、23cmを含む2匹。
やはり、沖縄のキスは大きい。
その後しばらく沈黙が続いたものの、やっと21cmを1匹追加。
先ほどのフカセ釣りの先客さんも、たまにキス釣りをするとのことだったので、「いきいきゴカイ マスオくん」を少しおすそ分けすると、さっそく2匹釣り上げていました。
この日はこれにて納竿。
帰り道に北側のクリークも覗いてみると、「ここにもきっとキスがいるだろうな」と思わせる雰囲気が漂っていました。
3日目
この日も朝から北寄りの強風。
気温は13度。宮古島在住の方によると、これは一年で一番寒い2月よりも低いとのこと。
「なんてことだ……。」
南国へ暖を求めて来たはずが、思いのほか寒さとの戦いになってしまいました。
6か所目は、来間島へ渡る手前のクリーク。
いかにもキスがいそうな雰囲気ですが、海底には転々と根があり、とにかく釣りづらい。6投してもアタリなし。
7か所目は博愛漁港。
海底は砂地の中に根が点在し、漁港沖ではシュノーケリングを楽しんでいる人の姿も見えます。
そんな中、5投目でようやく大きなアタリ。
「キター(^^)/」
慎重に慎重に巻き上げたものの、痛恨のハリス切れ。
そこでハリスを太くして同じポイントへ投げ直します。
同じような大きなアタリ。
「今度こそ。」
そう思って上げてみると、現れたのは間抜け面した綺麗な熱帯魚。
魚体はウマヅラハギのようなのに、模様は派手そのもの。いかにも宮古島らしい外道でした。
こうして、宮古島でのキス釣りはここで納竿。
今回の釣行では、寒さ、風、根掛かり、そして情報を頼りにしたポイント探しと、なかなか手強い展開が続きました。
それでも、20cmオーバーのホシギスに出会えたこと、地元の方との会話からポイントがつながっていったこと、そして南国らしい海の色を肌で感じられたことは、十分に価値のある時間でした。
宮古島の地形を見ていると、まだまだキスが潜んでいそうな場所はたくさんあります。
きっとこの島は、もっと通えばもっと面白くなる。
そんな予感を残して、今回の宮古島キス釣りは幕を閉じました。
来年も、また来たいですね。
【釣行データ】
釣行日:2014年12月15-17日
釣行場所:沖縄県宮古島
釣果:7カ所ホシギス4匹最大23cm
潮:小潮 満潮14時頃
天気:曇り
【タックル】
ロッド:キススペ405EX+
リール:キススペコンペ
天秤:SESSYA超発泡キスHFデルナー型25号90mm、KAISO20号90mm
仕掛:拙者競技モデル50本連結仕掛ケイムララメ糸グリーン夜光塗byササメキステック6号8号他