広島県(2013年9月11日)

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前回の北海道釣行では、情報収集の甘さがそのまま結果に出てしまい、キスは釣れず、観光も十分にできないという苦い旅になってしまいました。
その反省から、これからは事前の情報収集をしっかり行って臨むことにしました。何しろ、自分にとっては未知のポイントばかりです。そこで今回は、拙者の投げ釣り専門釣具店会員の皆様に情報提供をお願いすることにしました。
これまで会員の皆様へは、SESSYAニュース以外でメールを差し上げたことはありませんでしたが、全国各地でキス釣りをして、その土地ごとの貴重な情報をこのブログを通じてフィードバックしていきたい。そんな思いもあり、お願いをしたところ、なんと70件ほどの情報が集まりました。
本当にありがとうございました。
そのおかげで、「潮さえ合えば、ここでキスは釣れる」と確信を持って宮島へ向かうことができました。
 
今回の最大の目的は、ただ一つ。
「世界遺産・厳島神社の大鳥居をバックにキス釣りをする」
これです。
幸運なことに、11日は朝7時ごろが干潮。しかも大潮後の中潮で、干満差は大きい。これは、まさにチャンスです。
念のため観光協会にも電話で確認しました。大鳥居の内側、つまり陸側は私有地のため潮干狩り・釣りは禁止。しかし、大鳥居の外側(海側)と両サイドの浜は問題なし。さらに清盛神社前の浜でも釣りが可能とのことで、ひと安心です。
自宅から宮島までは約280km。
改めて考えると、前回の千歳空港から函館までよりも近い。そう思うと、北海道の広さをあらためて実感します。
 
急な釣行だったため、いつものマスオ君は間に合わず、朝5時ごろ宮島付近の釣具店でイシゴカイを500円分購入。しかし、どう見ても死にかけです。これしかないとのことで、泣く泣くそれと青虫500円分も購入しました。
宮島へ渡るフェリーの始発は6時半ごろ。
この時間に渡る人は10人ほどしかおらず、船内は実に静かでした。
やがて大鳥居が見えてきます。思った通り、かなり沖合まで潮が引いていて、これは間違いなく勝負になると確信しました。
 
普段なら観光客であふれている場所も、平日の朝7時ごろは人影もまばら。鹿たちが、まるで自分たちの庭のように歩き回っています。
大鳥居が近づいてくるにつれて、こちらの気持ちも高まります。
浜は、かなり締まった粗めの砂地。足で踏んでも感触が良く、いかにもキスが付きそうな雰囲気です。
大鳥居付近には、島に泊まっている観光客が朝食前の散歩に出てきていました。
しかし、すでに干潮を過ぎており、悠長にしてはいられません。

さっそく第1投です。
4色半付近で、グググッと竿引きのアタリ。
「キター(^^)/」
焦らずじっくり待っていると、さらに2回、明確な竿引き。
もう辛抱できません。
上がってきたのは、23cmを含む20cmオーバーの3連。
あっさりと、今回最大の目的だった
「世界遺産の厳島神社の大鳥居をバックにキス釣りする」
を達成してしまいました。
 
続く2投目も同じポイントへ投入。
やはり竿引きのアタリが出て、今度は2連。
まさに狙い通りです。
 
ところが、3投目あたりから潮が一気に満ち始めました。上げ潮が強くなったせいか、今度は根掛かりが多発。竿をあおると外れることもありますが、せっかく掛かったキスまで一緒に外れてしまいます。一気にペースが落ちました。
 
そこで、大鳥居の左側へ移動。こちらの方が先ほどより砂浜は広いものの、どうもサイズが小さい。
おそらく、大鳥居正面が最も条件が良かったのでしょう。大鳥居正面の潮流が、海底に良いシモリやかけ上がりを作っているのではないか。そんなふうに感じました。
先ほどまで歩いていた観光客の姿も、気づけば誰もいません。きっとちょうどホテルの朝食時間なのでしょう。
しかし、これ以上ここで粘っても厳しいと判断し、8時半ごろ納竿。ここでの釣果は9匹でした。
 
その後は島の裏側へ回ってみることにしました。
途中、アサリを掘っている地元の方が数人。「アサリは1人3kgまで」という看板が立っていました。そんなに採れるのかと思いながら歩いていると、また鹿が迎えてくれます。
この格好で歩いていると、地元のおじいちゃんが声を掛けてきました。ちょい投げでキスを狙っているそうですが、「今年は例年よりキスが少ない」とのこと。なるほど、やはりそう簡単ではないようです。
 
そして車で、宮島の裏側にある入浜へ移動。車1台がようやく通れるほどの細い山道をひたすら進んだ先には、実に良さそうな砂浜が広がっていました。
ところが、ここで釣れるのはピンギスばかり。
浜を端から端まで探り、川の流れ込み付近も試しましたが、キープサイズはおらず、ベラばかり。
 
さらに奥へ進み、腰細浦海岸へ。
ここもまた雰囲気は抜群なのですが、やはり結果はピンギス地獄。
「だめだこりゃ。」
そんな気持ちになります。
 
気を取り直して、最後は包の浦海岸へ。
キャンプ場と海水浴場を併設した場所で、いかにもキスがいそうです。
ところが、「キター」と思ったら上がってきたのはチャリコの2連。さらにフグも多く、最後は根掛かりからの道糸高切れ。ここで完全に意気消沈し、納竿となりました。
 
それからは観光モードへ切り替え。
13時ごろ厳島神社へ戻ると、ちょうど満潮。平日にもかかわらず、境内は多くの観光客で賑わっていました。
 
結局キープしたキスは、朝一番の大鳥居前で釣った釣果だけでした。
使ったエサは、死にかけのイシゴカイのみで、青虫にはまったく反応しませんでした。
 
最後に、これから厳島神社の大鳥居付近でキス釣りをする方へのアドバイスを挙げておきます。
始発のフェリーで渡ること。できれば前日から島に入り、観光客の少ない朝一に釣ること。干潮潮位は90cm前後までがベスト。根掛かりが多いので、鈎数は5本程度までが無難。
 
世界遺産の大鳥居を背にしてキスを釣る。
その景色、その時間、その一尾。
今回の宮島釣行は、釣果以上に「ここでしか味わえない体験」が強く心に残る一日になりました。


【釣行データ】
釣行日:2013年9月11日
釣行場所:広島県廿日市市宮島
釣行時間:7時30分~12時
釣果:キス30匹超(最大23cm)
潮:中潮 干潮7時頃
天気:晴れ
 
【今日のタックル】
ロッド:キススペシャル405CX+
リール:キススペコンペ
天秤:SESSYA超発泡サンドブラウンKAISO型120mm25号、20号
仕掛:拙者競技モデル50本連結仕掛 夜光2色塗り 2色発光玉付き byササメ キステック6号他