練習で修得した事

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飛距離を出すには

 

・体重移動:飛距離を伸ばすためには、右足から左足へしっかり体重移動することが基本です。下半身の動きが安定すると、全身の力を無駄なく竿へ伝えやすくなります。
 
・体のひねり:体重移動と同時に上半身まで一緒に動かしてしまうのではなく、左足、腰、上半身の順に連続してひねることが大切です。全身をバネのように使うイメージが、鋭いキャスティングにつながります。
 
・構えたときの手の位置:構えでは、左手を高くまっすぐ伸ばし、右手は脇を開いて肘が直角になる形が基本です。ただし、人によっては両手をやや低めに構える方が合う場合もあり、一概にひとつの形だけが正解とは言えません。
 
・たらしの長さ:たらしの長さは、投げ方や竿、錘との組み合わせによって最適な長さが異なります。長すぎても短すぎても安定せず、自分にとってのベストポジションを見つけることが重要です。
 
・目線:目線は、投げる目標の海上45度上空を意識します。海面ではなく、空へ向かって投げるような感覚を持つことで、自然に良い軌道が出やすくなります。
 
・スタンス:できるだけ平坦な場所でキャスティングすることが大切です。足元に傾斜があると、体重移動や体の回転が乱れ、飛距離ダウンにつながります。
 
・錘の初速:飛距離を左右する大きな要素が、力糸を指から離した瞬間の錘の初速です。初速を高めるには、竿をしっかり曲げて反発力を生かすこと、そして竿を速く振ることが重要です。重い錘は竿を曲げやすく、軽い錘は速く振りやすいという特徴があります。
 
・錘の号数:基本は竿に合った錘を使うことですが、一般的には軽い錘より重い錘の方が有利です。ただし、軽い錘は速く振れるため、無風時には差が小さいこともあります。一方で、向かい風や横風では重い錘の方が安定しやすく、飛距離で優位になることが多くなります。
 
・錘の形状:錘は空気抵抗を受けながら飛ぶため、小さく断面積が少ない方が有利です。ただし、単純に小さければよいわけではなく、飛行中にいかに安定した姿勢を保てるかも重要なポイントになります。
 
・竿の号数:竿は号数が高い、つまり硬いほど反発力が高く、錘の初速を上げやすくなります。しかしそのぶん、竿の戻りも速いため、それに負けないスピードで振れないと性能を引き出せません。速く振れない場合は、やや柔らかめの竿の方が結果的によく飛ぶこともあります。
 
・竿の長さ:理論上は、405より425のように長い竿の方が錘の初速を高めやすく、飛距離にも有利です。しかし実際には、長い竿ほど重くなり、同じ軌道とスピードで振るのが難しくなります。そのため、人によってはかえって飛距離が落ちることもあります。
 
・リールシート位置:リールシートの位置が竿尻から遠いほど、同じ力でも竿は曲がりやすくなります。そのため、飛距離アップには有利です。ただし、手の長さや体格、パワーには個人差があるため、自分に合った位置を見つけることが大切です。
 
・竿とリールの重さ:竿もリールも軽いほど速く振りやすく、飛距離アップには有利です。竿尻にバランス錘を入れると持った感じは軽くなることがありますが、実際には総重量が増えるため、飛距離の面では不利になる場合があります。
 
・スプール:スプールの重さや形状は、飛距離に大きく影響します。軽いスプールほど有利で、テーパーがあるほど糸の放出抵抗も少なくなります。また、エッジ角度が小さく、エッジ高さが低く、直径が大きいスプールほど、遠投には有利です。
 
・潤滑剤:スプールから放出された道糸や力糸は、高速でガイドを通過します。その抵抗を減らすために、専用の潤滑剤を使うのも効果的です。道糸や力糸だけでなく、ガイドに塗ることで放出抵抗を減らし、飛距離アップが期待できます。
 
・道糸と力糸:錘だけでなく、道糸と力糸も一緒に飛んでいくため、これらも軽く細いほど有利です。一般的にはPEよりナイロンの方が有利な面もあります。また、道糸と力糸が一体になっている方が抵抗は少なく、別々に結ぶ場合は結び目をできるだけ小さくすることが重要です。
 
・実釣での工夫:実釣では、天秤や仕掛け、鈎、エサまで含めて抵抗を小さくすることが飛距離アップにつながります。仕掛けは短く、鈎は少なく小さく、エサも小さめの方が有利です。飛距離だけを重視するなら、仕掛けの軽量化は大きなポイントになります。
 
・飛距離のばらつき:昨日はよく飛んだのに今日は伸びない、ということは珍しくありません。上空の風や体調、その日のコンディションによって結果は変わります。そんな日は無理に焦らず、くよくよせずに続けることが上達への近道です。

トラブル回避方法

 

・力糸の長さ:力糸は、静止状態から一気にトップスピードまで加速しながらガイドを通過します。ほんの一瞬の動きですが、力糸から道糸までがスムーズに、しかもバランスよく放出されることが大切です。実際に試してみると分かりますが、力糸が短いほどガイド絡みなどのトラブルは起こりやすくなります。反対に長すぎると全体が重くなり、抵抗が増えるため、長さはバランスが重要です。安定したキャスティングができるなら8~10m程度でも問題ありませんが、一般的には10~15mほどある方が安心です。私は12mを使っています。
 
・力糸のつなぎ目:力糸と道糸のつなぎ目にできるコブは、ライントラブルの原因になります。キャスティング時にガイドへ引っ掛かりやすくなるため、結び目はできるだけ小さく仕上げることが大切です。
 
・道糸:道糸は細いほど飛距離には有利ですが、そのぶんトラブルも増えやすくなります。たとえばPE2号くらいであれば、多少無理な投げ方をしても比較的安定して飛んでいきます。これは、力糸とのバランスが取りやすいためだと考えられます。道糸を細くする場合は、それに合わせて力糸も細くし、全体のバランスを整えることが重要です。
 
・潤滑剤:力糸と道糸がガイドを通過するとき、多少ガイドに引っ掛かりぎみでも、糸とガイドの滑りが良ければスムーズに抜けていきます。だからこそ、常にガイドも糸もツルツルの状態に保っておくことが理想です。潤滑剤を上手に使うことで、放出抵抗を減らし、トラブル防止にもつながります。
 
・地面の状態:キャスティングするときは、立つ場所の地面の状態も非常に重要です。足元が傾いているとスムーズに振れず、二度振りになったり、ガイド絡みの原因になったりします。また、錘が走る地面に凹凸があったり、ゴミが落ちていたりすると、同じようにトラブルが発生しやすくなります。安定したキャスティングのためには、できるだけ平坦で障害物のない場所を選ぶことが大切です。